過日の感動・・・CANTUS ANIMAE・MODOKIの皆様と共に

今年の夏は本当に暑かったですねぇ。ここ熊本県人吉市でも朝夕は随分過ごしやすくなりました。

さて、そんな猛暑日が続くことになるなど想像もしていなかった6月にさかのぼります。熊本市にてそれはそれは熱い演奏会が開催されました。

昨年の全日本合唱コンクール全国大会混声部門1位(金賞13回、内第1位5回受賞)の雨森文也先生率いるCANTUS ANIMAE(東京)と、同大会にて金賞9回、内第1位2回受賞の山本啓之先生率いるMODOKI(佐賀)。あまりにも有名なこの二つの団体によるジョイントコンサートでした。

しかも平林知子、野間晴美という素晴らしいピアニストの先生方をお招きして名演奏が繰り広げられました。

特筆すべきは、この企画では前日に指揮者、ピアニスト4名による様々な講習会(合唱講習、アンサンブルピアニストのための講習、若い指揮者のための講習、そして合同演奏「唱歌の四季」リハーサル)が行われ、九州はもとより全国より受講者・聴講者が参加されました。

 

ピアニスト講習では当団指揮者の石田先生が、そして合同演奏の公募合唱へは5名が参加させていただき、本当に感動に包まれた夢のような時間を過ごしました。

大変遅くなりましたが、その時のリポートをソプラノのTさんがまとめて下さっておりますので以下に掲載させていただきます!!

 

体験談・・・

 参加してきました。感動、ただただ感動の二日間でした。
女子(?)3名で参加。(あと2名が参加しています!)ランチの後、ピアノ講習会を見学。

親子先生の応援と軽く覗いたのです、、。が、まぁ~ そのすごいことすごいこと、 親子先生の力は皆さんご存知のとおり。

しかし、 講師の先生は更にその先を求められるのです。その先って?

たくさんのことを瞬時に伝えられ圧倒されましたが、 その中で一番心に残っているのは・・・

合唱の中でのピアノは、指揮者と歌声とピアノが揃って初めて完成する! ということでした。

うまく言えませんが、 ピアノは敢えて合唱が入って完成だという「心もち」のことを話され、

それほど考えられての伴奏に応える歌声って、 どんだけ~~ 本当に、目からウロコでした。
そして、子音を立てるためにわざとタイミングをずらす技とか etc。驚きの連続でした。
次々と出されるアドバイスに、果敢に攻めていかれる親子先生 素晴らしかったです。お疲れさまでした(^^)


 そして、「唱歌の四季」のリハーサル。

雨森先生が、 この曲に対する三善晃先生の想いを丁寧に話して下さりこの曲が描 き出す情景ををみんなで共有出来ました。
三善先生と2年前に亡くなった私の父は同じ年齢でした。 戦時中のことは語りたがらなかった父でしたが、 その姿に三善先生と同じ戦争体験での深い想いが私の中に流れ込ん できました。それに、 第一高校やクールサンクの皆さんの清らかな声に、 自分の高校時代を思い出したかと思うと中三の娘の姿が目前に出た りと過去と現在そして未来を行ったり来たりするような不思議な感覚で した。
 二日目の本番では、 県立劇場のコンサートホールで歌う楽しさ喜びを身体全体で味わい ました。そして、雨森先生の渾身の指揮に山本先生の情熱! カントゥス・アニメとモドキの降り注ぐ歌声。 素人にまだまだ毛の生えた程度の私を笑顔で優しく迎えて下さった メンバーの方々に本当に感謝です。
 そして、どうしても伝えたいのは、雨森先生の「夕焼け小焼け」 でした。魂の指揮、泣けました。たくさん泣いていました。 姉も客席で泣いたそうです。一緒に魂が震えました。
 アンコールの「であい」 は直前で手にした曲でしたが、 周りの声に助けられ気持ちを込めました。

合唱って本当にいいなぁ~と更に実感しました。

難しい曲だけどザラでも歌えないかな?

合唱をやっているとまた皆さんと会えるかな?

その日のために、更に精進精進!しなくては、ですね。

快く送り出してくれた家族にも感謝です。最高の二日間でした。